野洲に生息するオオスズメバチの特徴と生態
野洲市に生息するオオスズメバチの特徴と生態をジェイ・ワークス中川が現場の体験を元に解説します。

野洲に生息するオオスズメバチの特徴と生態

オオスズメバチ

オオスズメバチの特徴

オオスズメバチは働き蜂の体長が3?4cmほどあり、女王蜂は6cmに達するものもいます。
また毒性も非常に強いことから、最強のハチとも呼ばれ恐れられている世界最大最強のスズメバチである。
見た目や模様はコガタスズメバチとよく似ていますが、大きさがひと周り大きくスズメバチの食物連鎖の頂点に立つ蜂です。
※画像をクリックで拡大できます。

オオスズメバチの生態

オオスズメバチは攻撃性・威嚇性共に大変高く、樹液などが出る餌場では前を通るだけで威嚇してきます。
オオスズメバチの飛行速度は時速40kmと原付バイク並の速さです。もし襲撃されたらオリンピックの短距離走者レベルの速さでなければ追いつかれてしまいます。
しかもオオスズメバチは動くものを追撃する性質があり、追跡距離も約30mと蜂の中で最も執拗です。

オオスズメバチの駆除現場は毎回緊張します。あの大きな体で大きな羽音を響かせながら攻撃されると本当に怖いです。

オオスズメバチに刺されたらどうなる?

オオスズメバチの毒針は何度でも刺せるように出来ており、刺されると
「太い釘が刺さったような激痛」
「電気を流されたような鋭い痛み」
に襲われ、最悪の場合ハチ毒によるアレルギーでアナフィラキシーショックを発症し、死に至る事例も後を絶ちません。

 

 

私も一度だけオオスズメバチに頭を刺された事があるんですが、幸いすぐに水道水で毒を洗い流したので軽症ですみましたが、2日程は強烈な痛みと顔半分が腫れ上がりました。

 

オオスズメバチの巣 形は?どこに作る?

オオスズメバチの巣の形はキイロスズメバチの巣のような球状でなく、モンスズメバチの巣に似た釣鐘のような形をしています。巣の外壁は他のスズメバチの巣と同じようにマーブル模様があります。
オオスズメバチの巣はスズメバチの中でも大きい巣を作る傾向にあります。
オオスズメバチの巣
オオスズメバチは市街地よりも里山や山間部の水捌けの良い土中や木の洞などに営巣するので、夏から秋にかけてのレジャーシーズンや、登山・ハイキング中の刺傷被害が多いのはこのためです。
稀に民家の縁の下や屋根裏などの閉鎖空間にも巣を作ることもあります。

 

土の中のオオスズメバチの巣は大きいし重いし掘り出すのが大変です。

土の中のオオスズメバチの巣